はじめに
私も夫も、当たり前のように「定年退職まで教員として働き続けるのだろう」と思っていました。
まさか、夫が3年近くの休職をとるとは思ってもいませんでした。
そして、教員を辞めることになるとは想像もしていませんでした。
休職した当初は「いつか復職するもの」と思っていましたが、最終的に夫は教員を退職し、転職という道を選びました。
この記事では、
- なぜ退職を決断したのか
- 転職活動はどう進めたのか
- 家族として感じたこと
- 転職後の変化
を実体験ベースでお話しします。
復職か退職かで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
教員を退職しようと思った理由
結論から言うと、夫にとって「復職後の生活」が想像できなかったからです。
休職当初は、「少し休めば戻れるだろう」と思っていました。
しかし2度の休職を繰り返し、夫は復職への強い不安を抱えるようになりました。
特に大きかったのは、自校での復職です。
夫にとって職場には大きなストレス要因がありました。
体調を崩した場所に戻ることへの抵抗感は強かったように思います。
さらに教員の復職は、自校で復職プログラムを受けるケースが一般的です。
夫にとっては、「またあの環境に戻る」ということ自体が大きな負担になっていました。
教員へ2度目の復職を考えていましたが、夫の様子を見ていたら「やっぱり厳しいのではないか」と感じるようになり、その頃から転職も視野にいれて考え始めました。
転職という選択肢が見えてから変わったこと
不思議だったのは、転職の話をするようになってからです。
復職の話になると表情が曇っていた夫が、転職の話になると前向きに情報収集を始めました。
求人を見たり、「こんな仕事もあるんだね」と話したり。
休職中は将来の話を避けることも多かった夫ですが、少しずつ未来について話せるようになっていきました。
夫の場合はそこからは前を向くことができるようになり、一気に道が開けました。
教員からの転職は想像以上に不安だった
とはいえ、不安がなかったわけではありません。
教員は安定した職業です。
退職を考え始めたとき、
- 本当に転職できるのか
- 収入は下がる可能背が高い
- また体調を崩さないか
という心配は常にありました。
家族としても、「せっかく教員になったのに」という気持ちが全くなかったと言えば嘘になります。
それでも、無理に復職を目指して苦しむ姿を見る方がつらかったのです。
実際に転職してどうだった?
転職してすぐに全てが解決したわけではありません。
新しい環境には新しい不安があります。
しかし少なくとも夫は、
「教員に復職しなければならない」
というプレッシャーから解放されました。
以前よりも前向きな表情が増え、将来の話もできるようになりました。
それは家族にとっても大きな変化でした。
教員を辞めるか悩んでいる人へ
教員を退職することが正解とは限りません。
実際に復職して元気に働いている方もたくさんいます。
ただ、復職だけが唯一の道でもないと思います。
我が家は長い休職期間の中で、
「教員を続けること」よりも、
「夫が健康に働けること」を優先して考えるようになりました。
その結果として、夫の場合は退職と転職という選択にたどり着きました。
まとめ
うつで休職していた夫は、休職3年目で教員を退職し、転職を選びました。
決断までにはたくさんの葛藤がありましたが、今振り返ると我が家にとって必要な選択だったと思います。
もし今、「復職か退職か」で悩んでいるなら、無理に答えを急がなくても大丈夫です。
復職だけでなく、転職という選択肢が心を軽くしてくれることもあります。
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