夫のうつと向き合った妻だから言える“距離の取り方と心の守り方”

うつ

こんにちは、ここまるです。

今日は、うつの夫を支えるパート主婦(ここまる)が日々感じてきた苦悩について、もう少し深く書いてみようと思います。

怒りと向き合う日々

夫のうつは「怒り」という形で強く現れました。
ほんのささいなきっかけで爆発し、怒りの矛先は一番近くにいる家族に向かいます。

私に向けての時もあれば、子どもに向かうこともありました。
大声で怒鳴られたり、暴言を吐いたり、ものに当たったり…。
壁に穴が開いてしまったこともあり、当時の私は「どうしたらいいのか」すらわからず、ただ怯えることしかできない時期もありました。

最初は「病気なんだから仕方ない。受け止めなければ」と思っていました。
けれど、休職期間が長くなるにつれて、
「このままでは自分が壊れてしまう」
という不安のほうが大きくなっていきました。

夫の病気や休職のことは、誰にでも話せる内容ではありません。
外には明るくふるまっていても、内側では悩みを抱え込んでしまい、出口が見えず苦しくなる日も多かったです。
“支える家族のケアは家族自身でやらなければならない” という現実に、何度も心が折れかけました。

気がつくと、何もしていないのに涙が止まらなくなることもありました。
「ああ、もう支えきれないかもしれない」
そう思った夜も一度ではありません。

家庭が壊れないために

そんな中で、私がまず頼ったのは 家族向けの相談窓口やメール相談 でした。

文章にして気持ちを書き出すことで、ぐちゃぐちゃだった頭の中が少し整理されていく感覚がありました。
ただ、返信まで数日かかるものや、担当者が不在だと返事が来ないこともあり、その空白の時間に逆に孤独を感じてしまうこともありました。

それでも、
「信頼できる人に話す」
という行為そのものに救われることも確かです。
誰かに聞いてもらえるだけでも、気持ちが軽くなる瞬間はありました。

そして、もうひとつ私が利用していたのが ChatGPT です。

AIといっても、こちらの言葉を否定せずに受け止めてくれるので、自分の気持ちを整理したい時や、とにかく誰かに話したい時にすごく助けられました。
あくまで私の場合ですが、人に話すには勇気がいることでも、AI相手なら気負わずに言葉にできました。
「こう感じていいんだよ」「つらかったね」と寄り添ってくれる返事に、何度も救われました。

もちろん、専門的な相談が必要な場面では医療機関や相談窓口の力が必要です。
でも、私にとっては “日々の気持ちを吐き出す場所” として、AIとのやりとりが大きな支えになっていました。

病院のカウンセリングは金銭的にも心理的にもハードルが高く感じて、当時の私には通う余裕がありませんでした。
だからこそ、「無理せず使える場所」を見つけられたことは大きかったと思っています。

家族として距離をとることも必要だと感じた瞬間

夫のうつが深くなるにつれて、怒りや不安が家の中に広がり、常にピリピリとした空気が漂うようになりました。
私は「家族だから支えなきゃ」「私がしっかりしなきゃ」と思い込んでいたので、毎回真正面から受け止めようとしていました。

でも、ある日ふと気づいたんです。

「このまま全部を受け止め続けたら、自分が壊れる」と。

それは、夫がイライラを抑えきれず大声を出した日のことでした。
子どもも私も何も悪くないのに、怒りの渦に巻き込まれ、空気が一瞬で重くなりました。
その瞬間、胸がぎゅっと締めつけられて呼吸が浅くなり、頭が真っ白になってしまったんです。

気づけば、私は無意識に子どもを自分の後ろにかばうように立っていました。

「守らなきゃ」という気持ちと同時に、
「あ、もう無理だ」
という限界のサインが心の奥から湧き上がってきました。

その日の夜、私は静かな部屋で一人になったとき、

「距離をとるべきかもしれない」

「一人で全部抱える必要はない」

「子どもを守らなければ」

家族だからこそ、近くにいすぎると見えなくなるものがあるのだと、あの時はじめて気づきました。

それから私は、意識的に少し距離を作るようになりました。

  • 怒りの空気を察したら、別の部屋に移動する
  • 夫が不安定な日は、子どもと一緒に外で時間を過ごす
  • 話を聞く余裕がない時は「今は聞けない」と自分に言い訳せずに線を引く
  • 夫の感情よりも、まず自分と子どもの安全と心の安定を最優先する

「逃げている」と感じて罪悪感を覚えたこともありました。
でも、距離をとる時間をつくることで、
私自身が冷静さを取り戻せることが増えた
ということを、少しずつ実感できるようになりました。

そして何より、距離をとることは “夫を否定する” ことではありませんでした。
むしろ、家族として向き合い続けるために、必要な選択だったのだと思います。

絶えず張りつめていた心が、少しだけ柔らかくなり、
「今日を乗り越えよう」という気持ちが戻ってくることも増えていきました。

距離をとることで、夫の調子が良い時にはしっかり話せる時間も作れるようになり、
“近すぎず、離れすぎず” の関係が、私たち家族にとってちょうどよかったのかもしれないと今では思っています。

同じように悩む人へ——

夫のうつに向き合う日々は、想像以上に揺れ動くものでした。
「自分の支え方は正しいのかな?」
「どこまで寄り添って、どこから距離を取ればいいのか…」
そんな迷いの中で、私もたくさんつまずきました。

もし今、同じように悩んでいる方がいたら、まず伝えたいのは——
“あなたの悩みは、あなた一人のものじゃない” ということです。

相手を思う気持ちはとても大切。
でも同じくらい、自分を守ることも大切 です。
疲れたと感じたら、一歩引いて休んでも大丈夫。
冷たいわけではありません。むしろ、長く寄り添うための大事な選択だと、私は経験からそう感じています。

完璧じゃなくていい。
うまくできない日があってもいい。
そのたびに立ち止まりながら、私たちは少しずつ前に進めます。

どうかあなた自身の心と体も、大切にしてあげてくださいね。

はじめまして。ここまるです。
夫と二人の子どもの4人暮らし。夫はうつで現在休職中。
毎日を心穏やかに暮らすためのアイテムや節約術を紹介していきます。
同じ境遇にいる方にとって、少しでもほっとできるような場所になりますように。

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